2021S [2巡目]他者排除1
2021-06-11
6月18日に中間小テスト3を行います。
教科書
9k154-172
20:34から31:37まで
質問について
下記
資料読み解き
下記PDFを読んで、どのようなメカニズムで行為が弊害をもたらすのかを考える。公取委の説明はあまり説明していないし、適用条文はあまり本質を突いていない。
残った時間があれば、
インテル事件(いわゆる忠誠リベート)に関する議論
資料はなく、講義。
少しだけ、排除型私的独占ガイドラインpp14-15
内容の質問
他者排除行為における「排除」に関する質問です。
排除要件(以下、人為性と排除効果を含めて考えてます)の位置付けがよくわらかなくなってしまい、質問させていただきました。
①他者排除行為について、原則論貫徹説と排除効果重視説のいずれを取るかによりその位置づけが異なるという理解をしましたが、これであっているのでしょうか。すなわち、原則論貫徹説によれば排除効果は行為要件の中で論じることになり、排除効果重視説によれば排除効果は弊害要件の中で論じることになるということになるのでしょうか。
②このように考えたとき、日本の独禁法では、私的独占については原則論貫徹説が採用されているとのことであるため、私的独占が問題なる場合には、排除要件は行為要件の中で論じることになる。一方不公正な取引方法では排除効果重視説をとっているため、不公正な取引方法が問題になる場合には排除要件は弊害要件の中で論じるという棲み分けをしてしまったのですが、このようなまとめ方でよろしいのでしょうか。
③同時に、この考え方が正しいとすれば、不公正な取引方法において検討する排除効果というのは公正競争阻害性要件(2条9項6号柱書き)判断の一考慮要素という位置づけになるのでしょうか。
https://stjp.sakura.ne.jp/_presen/keynote/ExclusionaryPrivateMonopolization.jpeg
運営関係の質問
すでにお答えになられてたら申し訳ないんですが、先生がアップされてらっしゃるユーチューブ、ポッドキャスト、それから授業日ごとのWebページに掲載の事例のリンクは、今期の授業が終わったら見られなくなりますでしょうか。例えば来年司法試験のために復習したいなと思ってそのとき再視聴できたりするのでしょうか。よろしくお願いします。